シーフォート歯科クリニックです。
今日は、酸蝕症について解説します。
1. 酸蝕症とは
酸蝕症は、歯の表面にあるエナメル質が酸で化学的に溶けることを指します。
エナメル質は非常に堅い組織であり、主にリン酸カルシウムから成るものです。
しかしこの硬さでさえ、酸性の飲食物の影響を頻繁に受けると、損傷のリスクが上がります。
2. 症状
酸蝕症の影響は、以下のような症状として現れることが多いです
- 冷たいものに対する過敏反応
- 歯の形状が丸くなり、摩耗が見られる
- エナメル質の透明度が下がり、象牙質が透けて見えるようになる
- 前歯の表面が滑らかで光沢がある
- 奥歯には深い溝やくぼみが現れる
これらの症状は、酸蝕症の進行とともに悪化していきます。
3. 主な原因
酸蝕症の最大の要因は、酸性の飲食物の摂取とその後の不適切な口腔ケアです。
酸性食品や飲み物の摂取後に口をきちんとすすがないと、歯のエナメル質がさらに侵されるリスクが高まります。
特に、摂取直後に歯を磨くと、エナメル質がさらに軟化してしまう可能性があります。
4. 予防策
酸蝕症を未然に防ぐための方法は以下の通りです
- 酸性飲食物の摂取を減らし、摂取後はすぐに口をすすぐ
- 酸性食品の摂取後、歯磨きは30分以上後にする
- 夜間、口の乾燥を防ぐための対策をする
- 定期的に歯科医の検診を受ける
正しい知識とケアにより、酸蝕症は予防できる疾患です。
適切な口腔ケアの習慣を持ち、定期的な歯科検診を受けることで、健康な歯を保つことができます。
酸蝕症に関する情報が少しでも役に立てれば嬉しいです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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